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私的2011年ベスト20 10~1位編

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あとは投稿を押すだけという状況で内容が飛ぶというつらみと戦いながら2度目の記事更新です。

10.Followbane/Ceremonia

followbane.jpg

京都が世界に誇れるメロブラ/メロデスユニットの5thです。
ドラムは打ち込みで初期COBっぽいギャウギャウしたボーカル、ギターも派手なプレイは少な目ないという、この辺はまぁよくあるインディーズバンドなんですが「そうや!!とにかくシンフォニックなアレンジにしたらええんや!!」と言わんばかりのキラキラシンフォニックな鍵盤とオブリギターに、キラキラ☆メロデス学園信者は血涙ダラダラ流しながらガッツポーズすることでしょう。えぇ、私です。
このテのバンドにありがちな「マンネリを防ぐ為の付け焼き刃的なプログレ展開」が全くないのが逆に最高の武器になっており、頭空っぽにして気持ちよく脳汁が出せるのが素晴らしい上に、絶妙にチープなサウンドプロダクションがまた更にクサメロを妙に引き立たせるアビリティ付き。直球勝負最高や!!プログレッシブな感性なんて最初からいらんかったんや!!(ガッツポ
みんなこうやってバカの一つ覚え疾走アルバム作ったらいいのに……と言わざるを得ない一枚です。



9.Vektor/Outer Isolation

vektor.jpg

26世紀最高のバンドとの呼び声高い、アメリカ産新世代スラッシュメタル、大評判の2nd。未聴ですが1stも大概好評だったようですね。
こちらはVoivodやMekong Deltaのようなひねくれ者スラッシュがやけっぱち気味にスピードアップしたようなアルバムになります。
上記のようなバンドを挙げる訳ですから全体的にどこか変です。ブチ切れ金切りボーカルに不協和音気味の妖しいアルペジオや複雑怪奇なリフ群、頻繁に変わるテンポが聴く者をムズ痒い心地よさで包んでくれます。
とはいえ変態一辺倒ではなく、しっかりバッチリツボを押さえた展開やメロディを嫌味なく放り込めるセンスも持っており、そこら辺のバランス感覚はとても若手とは思えませんね。
スラッシュは本来苦手なんですが、2011年はAbsuやDestructionなんかの新譜がなかなかよく、その中でも特にこのアルバムが抜きん出ていました。



8.The Black Dahlia Murder/Ritual

TBDM.jpg

こちらもアメリカのオカルトメタルコア/デスコアバンドの通算5th、といっても音はもはやメロデスです。
毎回毎回安定して高品質な作品を聴かせてくれる素晴らしいバンドなんですが、今作も当然のように素晴らしい出来でした。
作を重ねるごとにドンドンスキルアップしていく、最近若干垢ぬけたものの俺達な雰囲気Vo、メタルコアと呼ぶにはもったいないようなタイトな演奏陣が刻む筋肉にカットの入ったキレキレのリフやブラック譲りのトレモロ、メロディアスですが日和りのないギターソロと、百凡のメロデスバンドよりもよっぽどメロデスしてるにも関わらず非常にマッチョな作品です。
曲構成も、メタルコア、デスコア、メロデスなどの様々な要素を上手に取り入れ、さらに「こうあるべき」ところでそうあってくれる、というメタル的な心得も持ち合わせているため飽きずに聴ききれます。
もう全メタルジャンルの中堅どころでもトップクラスと言っていいと思いますね。



7,あらかじめ決められた恋人たちへ/Calling

calling.jpg

トラックメイカー/鍵盤ハーモニカ奏者の池永正二を中心とした叙情派エレクトロ・ダブ・ユニットの4th。見事にやられてしまいました。
エレクトロ・ダブ・ユニットの名前の通りの、鍵盤ハーモニカを基調としたダブ/レゲエではあるのですが、そこにポストロック的な上昇感やトランシーなミニマリズムが組み合わさり、突き抜けた多幸感を生みだしております。こんなに感じたのはのあのわの「Spectacle」以来ですわ。
ド頭の1)Backがその象徴となっており、哀愁の鍵盤ハーモニカからテルミンと共に一気に感情を爆発させ、ミニマリズムとポストロック的上昇アプローチが互いに手を取り合ってドンドンドンドンと昇り詰めていく様はまさに圧巻の一言。
激重ダブステップから軽やかに駆け抜けるポストロックまで振り幅は比較的大きく、曲も半分ほどが6分越えと長めなのですが、そのどれもがカラフルに彩られキチンとした高品質、曲やアルバムでの展開や緩急も抜群なのでサラリと聴けるものとなっていますね。
郷愁を誘いながらも躍動する前向きなメロディのどれもが琴線に刺さりまくる、特にインスト好きに薦めたいですが、そうでない人、J-Rock好き、ポストロック好き、ダンスミュージックファンなど全ての人に聴いてほしい多幸感にあふれた素晴らしいアルバム。鍵盤ハーモニカって、小学生の音楽の授業で使うだけじゃないんですよ。



6,Unexpect/Fables of the Sleepless Empire

Unexpect.jpg

世界中の変態音楽スキーが、己の耳がひき千切れるまで聴きこんだであろうあの名作「In A Flesh Aquarium」から早5年、遂に帰ってきたカナダのアヴァンギャルドメタルバンド、待望の3rdです。
Dream Theaterからの大抜擢でProgressive Nationにも出演する一方、よりやりやすい環境を求めてのインディーズへの移籍、キーボードの脱退などを乗り越えて発売された今作は、曲展開がスマートなった分切れ味は鋭くなっており、前作同様殴り合うような男女合計3人のボーカル、絡みつくようなギターやブヨブヨとしつつキレまくりの9弦ベース、要所要所で効きまくりのヴァイオリン、シバき倒すようなドラムにハリウッドの如く荘厳なSEが乗っかり、ジャンルの振れ幅も更に幅広くメタル、プログレ、ハードコア、ジャズ、エレクトロニカ、ラテン、ノイズ、ポストロック、クラシック等々もうありとあらゆるジャンルをクスリの一発でもキめながら妖しさのスパイスを隠し味に煮込んだようなキチガイっぷり。それがかっこいいんだからたまりません。
さっきまでバリバリの変拍子だったと思えば流麗なヴァイオリンが、油断してたらブラストが、息つく間もなくシャレオツなピアノが…などと、相変わらず何が何だか…な展開なんですが、所々でここぞとばかりに放り込まれる泣きのメロディが相変わらずキレッキレなので「意味不明なのに何故かかっこいい」「むちゃくちゃなのに落ち着くところに落ち着いている説得力」というこのバンドの特徴は健在です。
頭オカしくて、ツボを押さえる狡猾さをもっていて、破綻しているようでバランスがギリギリ取れてる。前作同様変態音楽スキーは耳がモゲるまで聴くべきです。おそらく今、世界最高水準で面白いバンドですから。



5.ChthoniC/Takasago Army

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台湾の新聞の芸能欄にデカデカとライブのレポートが書かれるような国民的ブラックメタルバンド、2年ぶりの新譜であり、霧社事件、二・二八事件と、台湾の歴史を描いた三部作(になったのはたまたまなっただけみたいですが)のラストを飾るのは、第二次世界大戦中、当時日本の領土だった台湾で日本軍として戦った台湾原住民で構成された「高砂義勇軍」をテーマとしたアルバムです。これがもう凄まじい出来でして。
元々は「Emperorフォロワー」「台湾のCOF」「ベースがおにゃのこ」などが話題として言われていましたが、前作で大化けし個性を確立、今作ではブラック成分はちゃんとありますが比較的減少し、もはやヴァイキングメタルとも言うべき勇壮なものとなり、以前からの特徴である二胡などの民族楽器の使用もあいまって完全に独自のサウンドとなってます。
サウンドプロダクションが良好なので音が分厚く、曲自体の迫力が格段に増してます。ボーカルのフレディが別人のようにビルドアップしたのも大きいでしょう。そして何より作品のコンセプトが学校で習わないながらも身近な為であり、更に音との親和性が抜群なので、特攻を歌った7)Broken Jadeで使われた玉音放送のあたりなんかは色々胸にくるものがありましたね。恐らくコンセプト、音、曲そのものの良さとも過去最高傑作、欧州のバンドと一緒にしてもトップクラスの出来ですよマジで。
前作までのブラックブラックした雰囲気を期待していると肩すかしを食らうかも知れませんが、根幹の部分は変わっていませんし、進化の仕方も延長上ではあります。
ちなみに去年の来日時、ライブ後写真撮ってもらったけど生ドリスタソめちゃくちゃ可愛かったおペロペロ



4.Gargoyle/鬼書

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自分にとって今年最大のバンドとの出会いといえばGargoyleでした。何気なく聴いたこのアルバムがきっかけで過去作を聴き、今は亡き屍忌蛇に思いを馳せたものです(存命です)。
そんな大阪の星Gargoyle (多分)14枚目のアルバムがコレ
このバンドの特徴は何と言ってもボーカルにしてバンドの頭脳、KIBA氏のとにかくクセが強く、ダメな人は一発アウトな「ジャイアン meets 西川貴教」なボーカルでしょう。
そんなボーカルに日本らしい中域に寄って歪みまくり、ソロでも泣きまくるギター、時折ハイフレットでメロディを奏でるベース、安定感のあるドラム、ほぼ全曲で曲タイトルがコーラスとして入ったり、そのタイトルも「自分+ing」で「Jibuning」とか「極限解放」とか色々イタい感じなのも含め、まさにジャパメタの「かくあるべき」を体現したサウンドとなっています。
のっけから泣きのソロが冴え渡る名曲1)ナックルアートに始まり、ハイスピードスラッシュな2)蠱惑、7)VIVA!-aso-VIVA!(ビバ!!遊び場!!とかいうこれもまたアレな…)、In Flamesバリのリフを聴かせる12)影王など、バラードである6)以外は基本的に疾走、全曲キラーチューンレベルの出来であります。
2011年はLOUDNESS、Anthem、Saber Tiger、44 MAGNUM、Volcano、少し毛色違いでいうとDefiled、人間椅子、日本メタル界の重鎮クラスがアルバムを出しまくった年となりましたが、個人的にはこのアルバムが圧倒的な出来でしたね。



3.Born of Osiris/The Discovery

BoO.jpg


アメリカのDjentバンド、驚愕の2ndです。
このBorn of Osiris、1stアルバムの時点ではプログレメタル+メタル/デスコア、Djentを基調に、バンド名にもあるようなオリエンタルな雰囲気があったりキーボードがいたりするものの、その辺を活かしきれてない感じがあったんですが、この2ndを聴いてブッ飛びました。いくらなんでも化けすぎだろうと。
カッチリとした無機質なリフと叙情的なギターメロとの対比が分かりやすくなされていて、無意味な曲展開などの不要な複雑さはなくなったものの、一本調子にはならない曲展開の妙が見事。
ギターはリフやメロ、ソロ一つとっても冴え渡っていますし、ドラムも緩急のノリがバッチリ出ています。そしてキーボードはド派手なオーケストレーションからアトモスフェリックなメロまで多彩にスペイシーな世界観を形作り、聴く者を「宇宙キター!!」と言わしめるような、ジャケの如き素晴らしいイメージが浮かぶ曲が勢ぞろいです。
またサウンドプロダクションの凄まじい向上も出来に一役買っており、音の軽さが払拭されるどころか、全ての楽器の一音一音に重みと芯が乗りまくってます。
基本的に全曲最高なんですが、特に分かりやすく凄いのは5)のRecreateではないでしょうか。もう宇宙ですよ宇宙。
全15曲と多めですが所々でブレイクの小品があるので比較的ダレずに聴ける所もいいですね。1曲好きなら全部気に入るでしょう。
方法論ばかりに拘る百凡のDjent、デスコアバンドが束になっても敵わない自分たちの個性を彼らはこのアルバムでまさに「発見」したのではないでしょうか。



2.新谷良子/UNLOCKER!

UNLOCKER.jpg

日本の誇る普通声優、新谷良子の6thアルバム。普通って言うな。殺すぞ。
デビュー以来続いてきた名コンポーザーR・O・N氏とのタッグは、バンド感に溢れた前々作「Wonderful World」、アルバム全体がカラフルに彩られ、バンビポップのなんたるかを世に叩きつけた「Marching Monster」という名盤を二枚世に送り出し最高潮に達しました。
しかし今回R・O・N氏は以前のシングルとアルバムタイトルのみの参加となり、大幅な路線変更の可能性や「R・O・Nいないなら買わね」という人の増加など不安要素たっぷりでした。

が、

バンドサウンドというかR・O・N的なノリは薄れた分「声優ソングらしさ」のようなものが復活し、しかしR・O・N氏の作ったポップでハードなバンドサウンドを中心とした超アッパーな「バンビポップ」の根幹をしっかりと残しながら、同時にある種頭打ち感のあったR・O・N曲偏重状態からの脱却を成し遂げた出来に。
ハネたノリでブラス炸裂の先行シングル5)HONEY TEE PARTY!のような曲から3拍子と4拍子を交互に行き来するド級シンフォでハードな6)Blanc/Noir、これぞバンピポップな10)UNLOCKER!など、バンビポップは確かに健在しながらも、過去2作では見られなかった曲調の広がりが見えますし、何度も言ってますが根幹がしっかりしてる為にそこに変な散漫さもありません。
結果として「盟友R・O・Nの確立したバンビポップを、初期のコンポーザーの一人である宮崎誠をはじめとする他の作曲陣がさらにカラフルに推し進めた」アルバムになっており、個人的には新谷良子の最高傑作といってもいいぐらいの出来だと思います。間違いなく今年1番聴きました。
(´-`).。oO(でもこれ実際そんな評判よくないんですよねぇ…もしR・O・Nが中心になって作ったって言ったら全然評価変わると思うんですが…)



1.Animals As Leaders/Weightless

aal (2)

その圧倒的な才能で世界中から注目を浴びる天才Tosin Abasi率いるウルトラハイパープログレッシブメタルバンド、Animals As Leadersが帰ってきました。非の打ちようが全くない奇跡の名盤から2年、やはりこの人は凄かった!!
既存のバンドに強引に当てはめようと思えば「Cynicのもつ浮遊感溢れるフュージョンライクなプログレメタルを更に推し進めたDjentバンド」と言ってしまえるんですが、実際はそんなちょろい説明で済むような代物ではありません。
8弦ギターを使い限界ギリギリまで突き詰めた緻密でねじくれたなリフにポリリズム的にアプローチをしてくるドラム、そこにスケールアウト全開のキレッキレギタープレイが重なる楽曲は、前作よりも1曲の時間が短くなっているものの、その分濃度がググッと増して前作よりも更に複雑に絡み合っており、本来空中分解してもおかしくないような、というより「絶対空中分解するはず」と言っても差し支えないような不安定さの上に成り立っているにもかかわらず破綻なくまとまっている凄まじい計算能力、
時折投下されるブレイクビートやエレクトロニカ的な要素も、メタルとは明らかに相反すると言って差し支えないはずジャンルなのに収まるどころか必要不可欠になっているアレンジ能力、
そしてなにより、リフの重さをいい意味で踏み台にした、しなやかで嫌みのない清涼感に溢れるソロプレイやメロ。
それらを無機質でシステマティックながらも非常に人間的に、しかし暑苦しさなく、緊張と緩和を絶妙に使い分けて纏め上げるそのセンス、
全てが超一級品のとんでもないアルバムです。先ほどのBorn of Osirisが宇宙ならこちらはさながら異次元の音楽とでもいいましょうか。
一曲一曲は短く濃密に詰まっているのに軽快、難しいけど聴き飽きない、圧倒的な出来のアルバムです。



1位は正直無茶苦茶迷いました。ぶっちゃけ新谷とAALとは同率1位です。しかし強いて順位をつけるならアルバムとしての「凄み」の点でわずかにこっちかと。



上記以外のアルバムで特によかったのは、聴きやすいプログレデスとかいう矛盾しまくった言い回しがしっくりくるObscuraや、通好みのプログレを聴かせるMagic Pie、相変わらずのトレモロ選手権王者っぷりを見せ付けたKrallice、最近のアルバムの微妙感に加えてまさかのメンバー交代→しょーもない揉め事というグダグダを払拭し見事復活したDream Theater、お遊びにしては結構な完成度だったジブリのメロデスカバーImaginary Flying Machines、超正統派キーボードプログレのNetherland Dwarf、久々にプレイを聴いて「うわ…凄っげ……」って言っちゃった菰口雄矢のハイパーギタープレイが冴え渡るTRIX、突き抜けるようなパワーといよいよ脂の乗ってきた曲展開の巧さで改心のポストメタルを見せたRussian Circlesあたりですかね。
GalneryusやAnaal Nathrakhも良かったんですが[禁止ワード:前作と比べると]だったのがどうしても…Vampilliaは劣化Unexpectとか言わない。
Orzic TentaclesとAbsuは今年の掘り出しモン。特にOrzicはSFCなどのシューティングゲームを想起させる駆け抜けるようなスペイシーなプログレサウンドが良かったなぁ。




とまぁこういう順位づけとなりました。次からはちゃんとしたレビューを書くんじゃないでしょうか。知りませんが。
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